「ASMRtistなら知っておきたい簡単スライム作り」
今回は、ASMR動画投稿者向けにタッピング・トリガーの中でも定番の、スライムの作り方を紹介したいと思います。
スライムと聞くと子供の頃に遊んだ記憶や、両親と一緒に楽しくスライム作りをしたことを思い浮かべ、懐かしさを感じますよね。
ASMR動画では、種類の異なるスライムを突っついたり、こねたりする動画が視聴者に癒しを与えるため、タッピングに効果的な素材として有名です。
スライムは市販ですぐに手に入りますが、トリガーの幅を持たせるため、多くのASMRtist達は自作で個性のあるスライムを制作しています。
ここでは、とっても簡単に自作できるスライム制作レシピや、人気のふわふわスライムなどの作り方のコツを紹介していますので、これからスライムの素材で動画を配信したいASMR動画投稿者の方々の参考になればと思います。
また、動画配信に必要なマイクやICレコーダーについては、下記の記事を参考にどうぞ。
スライムの作り方と種類
スライムは、水っぽさがあり、トロトロとした感触のものが一般的です。
ASMR動画の中にはふわふわとしたスライムを使うASMRtistを見かけることが多く、いったいどうやって作っているんだろうと思ったことはないでしょうか?
その秘密は、スライム作りに使う材料や分量の違いにあります。
・粘り気のあるマシュマロのようなふわふわスライム
・ビヨーンと伸びるトロトロスライム
この2つが主なスライムのトリガーです。
まずはスライムの種類の違いを、タッピングとチュートリアル動画でみていきましょう。
ふわふわスライムで遊ぶ
「Playing With DIY Slime | ASMR SLIME | TINGLES AND RELAXATION」
ForeverPynk
ForeverPynkさんの動画では、粘着力があり、それでいて柔らかい質感のスライムのタッピングです。
ガムのように伸びるスライムと、突っついた時の粘り気のある音に特徴があります。
多くの場合、材料にシェービングクリームやボンドなどを使っていると、このような弾力と粘りを再現することができます。
瑞々しいトロトロスライム
「[音フェチ]スライム – Toy Slime[ASMR]」
Yacyama J-ASMR
Yacyama J-ASMRさんの動画では、見た目、音、感触ともにウエットなスライムのタッピングです。
伸びやかなスライムをこねたり伸ばしたりと、色々な音と感触を楽しむことができる定番のスライムです。
このようなスライムを制作する場合、水の分量の調節により異なる質感を出すことができます。
スライム作りチュートリアル
「Binaural ASMR : Toy slime making / squishing / water sound」
ASMR THOMWHAT
ASMR THOMWHATさんの動画では、スライムレシピのチュートリアルをタッピングで再現しています。
amosのiclayというソフト粘土と、糊、ベーキングソーダ(重曹)、ベーキングパウダー(膨張剤)を加えてスライムを作っています。
ソフト粘土を使用しているためか、粘りとふわふわ感が際立っていますね。
ふわふわスライムの作り方
ここでは、簡単にできる弾力のあるふわふわスライムの作り方を紹介します。
STEP1│スライム制作に必要な物
粘りのあるふわふわスライムに使う材料を用意します。
・ホウ砂(ほうしゃ)
・液体の糊(洗濯糊でもOK)
・シェービングクリーム(木工用ボンドでもOK)
・絵の具(スライムに色をつける場合に使う)
・水
・ボウル
・スプーン等
ホウ砂は医薬品のため薬局で取り扱っています。
口に入れたりしない限り害はないですが、擦り傷など創傷面には吸収されやすいため、傷口が指や手にある場合は使用に注意しましょう。
薬局の店舗によっては在庫や取り扱いがない場合がありますが、アマゾンなどのネットショッピングでも購入ができます。
また、ホウ砂の代わりにコンタクトレンズの洗浄液を代用することもできます。
ホウ砂に比べて水やお湯に溶かす手間もなく、分量の調節もラクなのが利点です。
シェービングフォームは髭を剃るムースなので、薬局では男性用のカミソリ売り場付近のショーケースに置いてあるのが一般的です。
STEP2│ホウ砂を水に溶かす
まずは、ホウ砂を水に溶かしておきます。
ホウ砂4gに対して水を50mLくらいが目安です。
砂がほぼなくなるくらいまでよくかき混ぜます。
STEP3│ノリと水を混ぜ合わせる
ボウルに糊と水を入れて混ぜ合わせます。基本的な分量は1:1です。
水の分量でスライムの質感が変わります。
水の量が多いとよく伸び、少ないとちぎれやすいスライムになる傾向があります。
目的と好みに合わせて調整してください。
STEP4│シェービングクリームを入れる
水と糊を混ぜ合わせたらシェービングクリームを入れて混ぜ合わせます。
クリームの量は多く入れると固めに、少な目だと柔らかい質感になります。
シェービングクリームが馴染んだ後、水に溶かしておいたホウ砂を少しづつ加えながら、まとまりが出てくるまでスプーンで混ぜ合わせます。
STEP5│スライムの完成!
ほどなくしてスライムの面影が出てきたら、手に取って形をまとめながら握るとスライムの完成です。
ふんわりスライムは指で押すとポコッとへこみます。
弾力と質感は作り方で違いがありますので、材料だけではなく分量を変えながらいくつか作って試してみることをおすすめします。
トロッとしたスライムの作り方
瑞々しい伸びやかなスライムを作る場合は、水を加える量で調整します。
STEP1│ノリと水を加える
糊と水を加えて混ぜ合わせます。
ここで入れる水の量でスライムの質感が変わります。
水を多めに入れるとよく伸び、少ないと伸ばした時にちぎれやすいスライムになります。
色をつける場合は絵の具も加えていきます。
STEP2│ホウ砂を入れながらかき混ぜる
ホウ砂を入れてかき混ぜていくと徐々にスライムらしさが出てきます。
よく伸びるスライムを作るときは、ここで水を足しながら調整していきます。
STEP3│トロトロスライムの完成!
ほどなくしてトロッしたスライムの完成です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ここではASMR動画投稿者向けに簡単にできるスライム作りをまとめてみました。
この他にも、発泡ビーズ使ったスライムでプチプチした感触と音を出したり、ラメを入れてキラキラした色を出したりと、さらにアレンジすることもできます。
スライムに限ったことではないですが、ASMR動画視聴者にも個人差と多様性があるため、素材を工夫すればさらなるファン層の拡大に繋がる可能性もあります。
この記事が投稿者の皆様のユニークな動画制作のお役に立てれば幸いです。